成瀬九美
身体表現学
からだは感情のうつわ。うつわの形を変えて思いを表すこともあれば、形を変えたうつわが思いの所在に気づかせてくれることもあります。このような、コミュニケーションにおけるからだの役割や、身体表現活動の心身に及ぼす影響、並びに他者との関係性に及ぼす影響について、動き(ダンス/ムーブメント)に含まれる時間的要素?空間的要素?イメージ要素を取り上げて、動作分析や観察、呼吸や心拍などの測定を交えて研究しています。
- 身体表現
- 舞踊?ダンス
- 相互交流的調整
- ダンス/ムーブメントセラピー

からだは感情のうつわ。うつわの形を変えて思いを表すこともあれば、形を変えたうつわが思いの所在に気づかせてくれることもあります。このような、コミュニケーションにおけるからだの役割や、身体表現活動の心身に及ぼす影響、並びに他者との関係性に及ぼす影響について、動き(ダンス/ムーブメント)に含まれる時間的要素?空間的要素?イメージ要素を取り上げて、動作分析や観察、呼吸や心拍などの測定を交えて研究しています。

ひとは情動的?行動的?生理的に刻一刻と変化を繰り返します。特に、ストレス事態下では、状況の認知的側面が覚醒や情動を揺さぶり、身体行動の遂行に多大 な影響を及ぼします。そこで生理学をベースに、スポーツと身体行動に関わる諸問題を精神生理学的に研究します。スポーツ時の心理?行動的側面を独立変数 に、呼吸や心電図、血圧、眼球運動などの肉眼で観察不能な指標を非侵襲的測定した生理的変化を主たる従属変数とし、スポーツ行動における心身相関について解明します。また、からだへの気づきと自己制御や行動変容の可能性について考えます。

近年、オリンピックやFIFA?W杯をはじめとするスポーツ?メガイベントが注目を浴びています。都市?地域?国家はなぜメガイベントの開催を必要とする のでしょうか、また、そのような社会をどのように考えることができるでしょうか。イベント開催はポジティブな効果ばかりではなく、ネガティブな効果?遺産を生み出すことも多く、時に地域の生活を大きく変容させます。メガイベント開催とともに生じるさまざまな遺産と課題、地域の変容をとらえるために、1998年に開催された長野オリンピック、東京オリンピック?パラリンピックなどを事例に調査研究をしています。

昨今、スポーツ領域においても科学的?合理的なトレーニング法が普及し、様々な競技で目覚ましい記録やパフォーマンスの向上を見てとることができます。一方で『わざや動きの感覚』というものは極めて個人的なものであり、たとえ同じトレーニングをしたからといって、二者ともに全く同じパフォーマンスができるとは限りません。ここに『個性、その人らしさ』という側面が色濃くあらわれるのです。こうした「運動に伴う個性の確立や心理的成長」について理解を深めるために、主にインタビュー手法を用いて動きやわざの習熟過程における身体的?心理的経験を質的に研究しています。

世の中には問題が多々ありますが、数ある問題のなかから解決すべき公共的問題として取り上げられるものはほんの一部です。また、ある問題を解決するために取り得る解決策が複数あったとしても実際に選択される解決策は一つです。それゆえ、なんであの問題が、あの解決策が選択されたのだろうかといった疑問も出てきます。これはスポーツについても同様であり、このような問いを考える政策形成過程研究をしています。また、公共政策の多くは法令という形式で表現されますので、スポーツ法の形成過程も研究しています。